1969-03-28 第61回国会 衆議院 本会議 第19号
一昨年、新宿駅構内で爆発事故を起こし、沿線住民を恐怖におとしいれました立川、横田基地向けの米軍ジェット燃料輸送の運賃を例にとってみますと、四十一年度、神奈川の安善駅から拝島駅まで、年間五十三万二千三百十トンを輸送しておりまして、これは二億三千二百八万円の運賃を取っておりますけれども、これを国有鉄道運賃法による貨物運賃等級表で計算しますと、二億五千四百三十六万円になるのであります。
一昨年、新宿駅構内で爆発事故を起こし、沿線住民を恐怖におとしいれました立川、横田基地向けの米軍ジェット燃料輸送の運賃を例にとってみますと、四十一年度、神奈川の安善駅から拝島駅まで、年間五十三万二千三百十トンを輸送しておりまして、これは二億三千二百八万円の運賃を取っておりますけれども、これを国有鉄道運賃法による貨物運賃等級表で計算しますと、二億五千四百三十六万円になるのであります。
その運賃法によりまして、旅客につきましては旅客運賃の細目、または貨物につきましては貨物運賃の賃率並びにそれの基礎になります貨物運賃等級表というものがございます。これによりまして貨物運賃を収受いたしておるわけであります。ただいまお手元にお配りいたしましたのは、その本来ならば貨物等級表によりまた貨物賃率表によって収受すべき運賃から特別な理由によって割り引いているものにつきまして拾った数字でございます。
かような二つの御答申をいただきまして、これに基きまして国鉄当局としては凡百の貨物——ここに貨物運賃等級表というのがございますが、この中に何千という貨物の等級が入つておるのでございます。その等級によりまして、新しい尺度によつて新しい等級の中にはめ込んでおるのでございます。
かような点から言えば一業種ごとに鉄道の貨物運賃等級表または賃率表みたいなものをこしらえて、それを公示して、正々堂々と公平に貨物を取扱つて行く、こうあるのが理想の形であろう、またこう持つて行くことを期待しておられるのではないか。
その他の重要事項といたしましては、一、鹿兒島測候所施設拡充の要望、二、貨客運賃の遠距離逓減又は減噸扱等に改正せられたいとの要望、三、原木、木材の暫行割引率に対する不満並びに貨物運賃等級表に関する陳情、四、シヤウプ勧告に基く税法改正について、運輸事業及び関連産業の負担に特別の考慮を要望、五、管理部の存廃及至鉄道局誘致に関する陳情、六、電力開発問題に関する要望等がありました。
即ち、 要求事項 一、日本国有鉄道貨物運賃等級表は、貨物運賃改正に方り、併せて検討することを適当と認むるので、政府は昭和二十五年四月一日より新貨物運賃等級表による貨物運賃を実施し得るよう、速かに各方面の專門家を以て構成する審議会を設け、貨物運賃等級表の調整をなすよう措置を講ずること。
インフレにより物価が非常に不均衡に騰貴しております現在の貨物運賃等級表というものは、現状から非常にかけ離れた不適当なものになつておりまして、今回この八割の値上によりまして、事業によつては成り立たなくなるものが相当あるように思われるのであります。